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★民主党、マニフェスト全面見直しへ 財源捻出が限界に
民主党は2009年の衆院選マニフェスト(政権公約)を全面的に見直す方針を固め
た。子ども手当や高速道路無料化など巨額の歳出を伴う政策を念頭に、来年8月をめど
に結論を出す。財源捻出が限界に近づき、見直さなければ、12年度以降の予算編成が
極めて難しいと判断した。
玄葉光一郎政調会長(国家戦略相)は朝日新聞のインタビューで「11年度予算編成
で当初想定していたほど財源が捻出できないとわかった。マニフェスト見直しの議論を
きちっと整理し、国民に正直に説明する必要がある」と述べ、マニフェストを見直す考
えを明らかにした。岡田克也幹事長も22日、同様の方針を示している。
民主党は09年マニフェストで、子ども手当を月額1万3千円で支給し始め、10年
度から2万6千円に増額するとしたが、7月の参院選マニフェストでは「財源を確保し
て増額」と修正。今後は12年度予算案の概算要求直前の来年8月をめどに、財源と実
現可能な政策を絞ってマニフェストを見直し、12年度の予算編成に反映させる考え
だ。
同党は09年マニフェストで、総予算を組み替えて16.8兆円の財源を生み出すと
したが、11年度予算編成では事業仕分けで生み出した財源は約3千億円で、「埋蔵
金」など7.2兆円の税外収入に頼らざるを得なかった。玄葉氏は「11年度中に消費
増税を含む税制改革の成案が得られなければ、12年度予算は窮屈になる」とも語り、
予算編成作業は限界との認識を示した。
一方、自民党など野党は民主党のマニフェストを「ばらまき」と批判しており、マニ
フェスト見直しで国会運営などで野党の協力を得やすくする狙いもある。
■ソース(朝日新聞)(山下剛)
URLリンク(www.asahi.com)
※前(★1:12/30(木) 03:18:42)
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