10/12/30 21:42:18 bYSHzASX0
>>175
自主規制の厳しかったゲームも規制対象だけどね。
東京都青少年健全育成条例の施行規則を分析「ゲーム規制」が明らかにしたもの
URLリンク(www.pjnews.net)
■「一括規制」によって揺らぐ「条例改定の理由」の正当性
ゲーム業界は、出版業界よりもさらに厳格な自主規制を講じている。
こうした取り組みは、小説や漫画、ドラマ等、主だった創作分野の自主規制よりもずっと強力なもので、
ジャンルごとで見るならば、日本でもトップに位置する厳格さがあった。
しかし、東京都側は、ゲームも、出版と同じように規制するとの施行規則を打ち出した。
つまり、しっかりとした自主規制をかけていたとしても、そんなことは関係なく、公権力を介入させていきますよと、
都側が宣言したとも取れる。
この姿勢は、極めて厳格な自主規制を行ってきたゲーム業界の努力を踏みにじるものであり、
他のあらゆるジャンルに対する脅威を示すものだと言える。
出版業界よりも格段に規制の厳しいゲーム業界にまで同一の規制を打ち出した時点で、「出版業界の怠慢により
野放しの状況を是正するため」といった主張は、完全にその正当性を失ってしまうことになる。
全く自主規制の度合いが違う両者を同一の規制対象にした時点で、「野放し」論の説得力は失われたと言えるのだ。
更に言えば、これまで掲げてきた「野放しの状態の是正」という主張を、条例案可決から幾日もしないうちに、
都側が自ら放棄したということでもある。
と、なれば、状況の是正という額面上の理由は、もはや何らの説得力を持つものではなく、「とにかく規制したい。
監督下に置きたい」という本音を成り立たせるための建前に過ぎなかったのではないかという解釈もできるだろう。
新条例は、可決から幾日もしないうちに、「野放し」とは最も遠いところにあるジャンルまでをも規制対象とする、
可決前とは「別物」の表情を見せ始めている。