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さらに11月上旬には、中国大陸の南端の広東省湛江沖から海南島にかけて、約1800人
の中国海軍陸戦部隊による実弾演習を実施した。他国が実効支配している南シナ海の島に
上陸する、というシナリオを想定。「敵」が発する妨害電磁波やミサイルをかいくぐりながら、
揚陸艦と最新鋭の水陸両用戦車を使った奇襲訓練をした。秘密主義の中国軍では異例にも、
75カ国273人の駐在武官らに公開した。
中国政府関係者によると、領有権を争う南シナ海のスプラトリー(南沙)とパラセル(西沙)
両諸島のうち、中国が実効支配しているのは8島。ベトナムが28島、フィリピンが7島を支配
するなど、中国が優勢とは言えない状況だ。この関係者は「いつでも島を奪還できる能力が
あることを各国に見せつけることで圧力をかけ、領有権交渉を有利に進める狙いがある」
としている。
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