10/12/29 07:21:24 0
教員免許更新制となって初の更新のための手続き締め切りが来年1月末に迫る中、必要な講習を
終えていない教員たちが残り少ない講習に殺到している。
年内は28日まで開催されたが、年明けはインターネット講習など限られたものだけ。全員が受講
可能な計算ではあるが、文部科学省も教育委員会も「全員救済」に向け受講を呼びかけるなど必死だ。
教員の能力保持や向上が目的の制度だけに、「免許失効を回避するためだけの受講にどんな意味が
あるのか」との声も上がる。
「こちらがハラハラしてくる」。更新用のインターネット講習を行う桜美林大(東京)の教員免許状
更新講習センターの本郷優紀子・事務局長は心配そうだ。今月だけで134人が申し込み、うち7割超の
101人は1月末が更新期限。今月下旬になってからも「まだ申し込みできるか」などの問い合わせが
相次いだ。
文科省の推計では、来春に期限を迎える対象者約8万5000人中、今年の夏休み終了時点で
約5100人が受講しておらず、うち約2000人は受講の申し込みもしていなかった。
駆け込み受講の受け皿にと、千葉大が24、25日に追加開催した講習には、期限を迎える56人が
参加。その一人、東京都福生市の中学校男性教諭(55)は「(更新制の抜本見直しを打ち出していた)
民主党政権になり廃止を期待していた。春から秋は監督を務める部活の日程でいっぱいで受けられ
なかった」とぼやいた。
▽読売新聞
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)