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現在の死刑囚の数が111人と、法務省が把握している1949年以降、年末時点としては
最多に上ったことが同省のまとめでわかった。
死刑執行を命じる法相が短期間で交代し、執行が止まっていることなどが原因とみられる。
同省によると、今年確定した死刑囚は、地下鉄サリン事件などで殺人罪などに問われた
オウム真理教元幹部の井上嘉浩(41)、茨城県土浦市などで9人を殺傷した金川真大(27)
両死刑囚ら9人。一方、執行は2人にとどまった。年末時点の死刑囚は、2000年には53人
だったが、その後、増加傾向となり、今年は昨年を5人上回った。
現在、法相を兼務する仙谷官房長官は執行への姿勢について、記者会見で「極めて重い
問題」などと明言を避けている。今月17日には、死刑制度を議論する「死刑の在り方に
ついての勉強会」を開催したが、議論はあまり進んでいないという。法相は執行に先立ち、
裁判資料などに目を通すのが通例だが、「大臣は多忙で、決裁の時間もほとんどとれない」(
法務省幹部)という状態で、当面、死刑囚の数は増える可能性がある。
読売新聞 2010年12月28日09時48分
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