10/12/27 14:14:34 LvNJu1aA0
日本が推進しようとしているソ連で大失敗した政策とは
ところで、今後の日本国内の供給不足を補う可能性が高い女性の社会進出について考えた場合、気をつけなければならないことがひとつある。
すなわち、日本のフェミニストの皆さまが大好きな、「女性『全員』を家事や育児などの労働から解放し、社会進出を!」
などといった考え方は、1920年代のソ連が実施した「社会実験」において、見事なまでに失敗に終わった政策だという事実である。
ロシア革命で政権を握ったレーニンは、ソ連において様々な「伝続を壊す社会実験」を行った。そのひとつが、女性を家事や育児から
「解放」し、子供を「国家」が育てるという「家族解体政策」だったわけだ。
子供とは、通常(というより人類の伝統上)親が育てるものだ。子供の養育費を出すのも、もちろん親である。ところが、ソ連式社会実験では
「子供の養育費を出すのは、国家(すなわちソ連式『子ども手当』)」という発想に基づいた施策が実施された。
子供を育てるのに、親がお金を出す必要がなくなり、食事なども共同の食堂でとるようになった。
われわれが日常と感じる「母親が子供の食事の支度をする」光景が、ソ連の国中から消え失せてしまったのである。
一連の政策により、当時のソ連では親子関係が見事なまでに崩壊した。子供のほうが、自分を育てるのに「お金を出していない」
「食事も作らない」両親を、まったく尊敬しなくなり、同時に感謝もしなくなってしまったのである。
家族の基本である親子関係が崩れ去った結果、「家族の絆」までもが解きほぐされてしまった。
レーニンの「実験」は、家族の絆という伝統を破壊し、親子の関係を希薄化させることを目的とした、まさしく家族解体政策だったわけだ。
その結果は、無残なものに終わった。親の愛情を知らないまま育った男の子が愚連隊化し、毎晩、国中で大勢の少女が輪姦される、
地獄のような光景が出現したのである。
さらに、離婚が奨励され、夫婦関係も非常に淡白なものとなり、少子化が一気に進行した。子供たちが不良少年化しようが、
少女が何人レイプされようが、ソ連共産党は気にも留めないだろう。だが、この「少子化」には、たいへん困ってしまった。
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