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こんなデータがある。リーマン・ショックに端を発した世界的な金融・経済危機のもとで、
イギリスの金融関係者に不倫が増加しているという。これは、イギリスの既婚者向けの
出会い系サイト『IllicitEncounters.com』(会員数は約38万人、うち約2万人が金融関係者とされる)が
2009年12月に発表した資料によるものだ。
同サイトでは金融関係者が不倫に走るケースが増えている理由として、公私ともに
強いストレスを受けていることを挙げている。仕事の面でつらい立場に置かれるのに加え、
自宅に帰れば給料の目減りなどによって夫婦関係が悪化しやすく、精神的な癒しを求めて不倫に走りやすいというのである。
不況になると不倫が増えるのは英国だけの話ではない。日本でも深刻な不況が訪れると、
不倫が増えたり、不倫をテーマにした文学作品が売れるといった現象が見られる。
たとえば、三島由紀夫が人妻の不倫をテーマにした小説『美徳のよろめき』を発表したのは1957(昭和32)年であったが、
この年は「なべ底不況」が始まった年である。『美徳のよろめき』は当時の日本社会でベストセラーとなり、
「よろめき」という流行語まで生まれた。
記憶に新しいところでは『失楽園』のヒットがある。男女の不倫を描いた渡辺淳一の小説『失楽園』(97年、講談社)が
ベストセラーになったのは、日本が深刻な金融危機に直面している時のことであった。
また、人妻の不倫をテーマにした林真理子原作の連続テレビドラマ『不機嫌な果実』が放送されたのも
(97年10月~12月、TBS系)、ちょうど不況の時期と重なる。
不況になると夫だけではなく、妻も不倫に陥りやすい。夫の収入が減少するのに伴い、
夫への尊敬の念や愛情が薄れ、周囲にいる他の男性が魅力的に見えてくるからだ。
今では先の見えぬ不況という経済的背景の一方で、インターネット、携帯電話の普及が不倫をさらに促進している。
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