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あいりん地区の“多目的広場”と呼ばれた三角公園。ここには昨年まで、
多くのホームレスが溢れていたが、その姿が大幅に減少しているのだ。
要は、行政側が率先してホームレスに生活保護を受けさせる指導に乗り出したのだ。
もっとも、生活保護を受けた労働者も楽ではない。自立を目指す彼らの前には、
「不況」と言う現実が立ちはだかっているからだ。
ある中年労働者はこう嘆く。「行政は『ハローワークに行け』というが、継続的な仕事がない。
行ってもムダやと分かったら行く気もなくなるやんか。
なのに、行政は職安に通う回数でしか評価せえへんから、『働く気がないのか!』とこう言いよる。
今のオレは住むとこがあるいうだけで、気分はホームレスのままや」
生活保護をめぐる環境は確かに改善された。だが、西成のホームレスたちが本当に求めているのは、
これを受けずとも暮らしていける労働環境なのだ。
このためか、三角公園の掲示板には、こんな政権批判のメッセージが書き殴られていたほどなのだ。
〈民主党約束守りません。今年、自民党に入れます〉
中高年が生活保護のジレンマに苦しむ一方で、あいりん地区で増え続けているのが、やはり若年ホームレスだ。
空前の就職難から派遣業に流れ、その挙げ句に「派遣切り」にあった若者が、ホームレス化するケースが後を絶たないのだ。
同地区の事情に詳しい公安関係者はこう話す。
「今年はこの手の若者が、西成に流れてくることが昨年、一昨年以上に激増している。
不況の煽りを喰らって嘆かわしいことだが、恐ろしいのは、そうした若者が暴力団筋にスカウトされ、
覚醒剤の運び屋や賭場の見張り、売春に荷担するケースが増えているということ。
闇社会がこうした若年ホームレスを、食い物にし始めているのです」
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