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2010年12月23日、英紙フィナンシャル・タイムズ中国語電子版は、記事「中国高速鉄道は
英文マニュアルが大好き?」を掲載した。
中国各地に一流の技術を持つ高速鉄道が次々に登場していると中国鉄道部は発表。
しかも完全な中国製であり、中国人エンジニアチームが開発したと強調している。なるほど、
この中国が知的所有権を保有する高速鉄道の開発者たちのレベルは、中国鉄道部の
宣伝以上のようだ。なんと新型高速鉄道のマニュアルは中国語ではなく、英語で書かれている。
これは中国高速鉄道最初の運転士である李東暁(リー・ドンシャオ)をたたえる宣伝資料に
よって明らかになったものだ。李氏が自ら語ったエピソードによると、2008年の北京・天津間
高速鉄道開通前、「君に運転は習得できない」というドイツ人エンジニアと賭けをして、わずか
9日間で英語マニュアルを翻訳。運転をマスターしたという。
気になるのはなぜこれほど先進的な高速鉄道を開発した中国人エンジニアが、わざわざ
英語のマニュアルを作って、中国語しかできない運転士に見せたのかということ。本来ならば、
シーメンス、アルストム、ボンバルディア、そして川崎重工など外国企業の技術を「消化」し
「国産高速鉄道」と名乗る前に、マニュアルを翻訳しておくべきだったが、忘れていたという
ことだろうか?
今、中国は海外市場に「国産高速鉄道」の販売を始めている。米国、オーストラリア、
ブラジル、タイ、サウジアラビア……。将来、導入が予定される国の運転士には果たして
何語のマニュアルが提供されるのだろう。(翻訳・編集/KT)
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写真は北京・天津間高速鉄道。
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