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菅直人首相(民主党代表)や小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相らは
25日午前、都内のホテルで連合幹部を交えて意見交換した。小沢氏の国会招致を巡る
党内対立の激化を懸念した連合の古賀伸明会長が呼び掛けた会合で、連合側は結束を求めた。
20日の直接会談で決裂した首相と小沢氏が言葉を交わす場面は25日もなく、
双方の溝は埋まらなかった。
会合には岡田克也幹事長、輿石東参院議員会長や連合幹部約10人も出席した。
出席者の説明によると、小沢氏は自らの「政治とカネ」問題を念頭に
国民の期待に応えていないことの不徳を恥じる」と陳謝した。
国会招致については「この問題は改めて気持ちを整理して臨んでいきたい」と語った。
鳩山氏は「小沢氏は政権交代の功労者だ。政治倫理審査会を乗り越える知恵が必要だ」
と執行部側に打開策の提示を促した。
首相は「外交や社会保障など、崖っぷちにある日本を立て直さなければならない」などと強調した。
連合側は「地方選の情勢は厳しい。このままでは悲惨な結果になる」と危機感を訴えたうえで
「一致結束して国難を乗り越えるため努力してほしい」と融和を求めた。
約1時間の会合で出席者はそれぞれ結束と挙党態勢の必要性に言及したが、
小沢氏の問題で首相や岡田氏から具体的な発言はなく、事態は進展しなかった。
首相は小沢氏に衆院政倫審への出席を20日に直接、求めたが、
小沢氏は拒否した。執行部は27日の役員会で、証人喚問も視野に小沢氏の招致問題についての意見集約を図る。
小沢氏を支持する議員は執行部の方針に反発しており、内閣改造も絡んだ党内対立が続いている。
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