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★水嶋ヒロの小説 複数の書き手がかかりきりで突貫手直し
・様々な関係者の支援や仕掛けもあって「ポプラ社小説大賞」を受賞し、またたく間に
大ベストセラーとなった水嶋ヒロの小説『KAGEROU』。
ただし、受賞発表から出版に至るまでには、相当な苦労があったようだ。 原稿は、とても
そのまま本にできるレベルではなかったという。ポプラ社関係者がこう語る。
「複数の書き手がかかりきりになって後半部分を中心に手直しした。幹部から“話題が
冷めない年内のうちに出せ”との号令があり、突貫工事で作業を進めたんです。ラストの
誤植も、そんな中で起きてしまった」(※誤植は社員30人が6000枚のシールを貼って対処した)
ちなみに小説にせよノンフィクションにせよ、作品が完成に至るまでの作業は常に著者と
編集者による二人三脚のようなものだ。
その結果、出来上がった作品は著者のものとして発表される。これには何の問題もない。
なぜなら作品の評価もまた著者だけが背負うことになるからだ。
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