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★2010回顧・日本 政権への失望深まった1年(12月24日付・読売社説)
事件発生とその後の展開に大きな衝撃を受け、政府の対応にも強い不満を抱いた読者
が多かったということだろう。
本紙の読者が選ぶ「日本10大ニュース」の1位は、「尖閣諸島沖で中国漁船が海保
巡視船と衝突、海上保安官が撮影ビデオを流出」だった。
中国漁船船長の釈放を求め、レアアース輸出規制など次々と圧力をかける中国政府に
対し、日本政府は有効な手を打てず、ビデオの一般公開にも応じなかった。
保安官によるネット上へのビデオ流出で、海上保安庁の情報管理のずさんさが露呈し
た。海保幹部らの大量処分にもつながった。
菅内閣の支持率が報道各社の世論調査で急降下したのは、衝突事件への対応やビデオ
の取り扱いを巡る不手際に、国民の不満が募ったことが大きな要因である。
「鳩山首相退陣、後継に菅副総理」が5位、「参院選で民主大敗」が7位に入った。
歴史的な政権交代を実現した民主党政権への期待が、失望へと変わっていったことの表
れだろう。
民主党の小沢一郎元代表の政治団体を巡る事件など、「政治とカネ」の問題も背景に
ある。
(続く)
■ソース(読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)