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中国黒龍江省に隣接するロシア・アムール州で現地時間17日、2人の中国人女性が
殺害された。アムール州警察によれば、すでに容疑者の身柄を拘束、動機などについて
取り調べが行われている。環球時報が報じた。
警察当局によると、アムール州スコボロジノ市の中国市場区で暴行を受けた跡のある
2人の中国人女性が死体で発見された。2人の死体は刺し傷のほか、1人は粘着テープで
縛られたうえで口の中に物が詰め込まれていた。
取り調べ中の2人の容疑者はそれぞれ18歳と24歳で、ロシアの法律規定に従い2人を
殺人罪で刑事責任を追及する方針だ。
ロシア極東地区は外国人に対する傷害事件が多発している地域で、なかでも中国人が
被害者となる犯罪がもっとも多い。2009年9月にはアムール州の23歳の男が酒に酔って、
路上で2人の中国人に激しい暴行を加え、1人が死亡する事件も発生。ロシア最高裁で
は民族的敵対意識からの傷害致死罪で懲役8年を求刑した。
報道によれば、極東地区での外国人に対する傷害事件多発のおもな原因は検挙率が
低いことで、10年に当該地区で発生した外国人に対する犯罪のうち、犯人が逮捕された
事件はわずか40％にすぎない。（編集担当：畠山栄）
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