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菅総理大臣は、長崎県の中村知事と会談し、諫早湾の干拓事業で排水門を開けるよう命じた
2審判決について、みずからの決断で上告の見送りを決めたことを説明したうえで、
「不安を持っている人には国の責任で対応する」と述べ、理解を求めました。
諫早湾の排水門を開けることに反対している長崎県の中村知事は、政府が上告の見送りを
発表したあと、初めて総理大臣官邸を訪れ、菅総理大臣と鹿野農林水産大臣と会談しました。
この中で中村知事は「上告の期限までまだ時間があるので、再考し、ぜひ上告してほしい。
開門は防災機能上、大きな問題がある」と述べ、直接、上告するよう求めました。
これに対し、菅総理大臣は「上告の見送りは私の決断だ。農家に迷惑をかけず、漁業にも配慮し、
防災上の観点も注意していく。不安を持っている人に対して、国の責任で対応する。
地元関係者の皆さんと協議をしていくので、上告しないことにご理解をいただきたい」と述べました。
会談のあと、中村知事は記者団に対し、「上告に期待はしていたが、ご理解いただけなかったのは
大変残念だ。菅総理大臣が自分の立場で決めたことで、再考いただける余地はなかなかないようだ」と
述べました。
ソース:URLリンク(www3.nhk.or.jp)