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・またも無職の男だ。「自分の人生を終わりにしたかった」と、無差別に刃物で斬りつけた。
被害者は14人。茨城・JR取手駅で17日朝起こった通り魔事件。
午前7時40分ころ、通学の学生など約50人 が乗った路線バスに刃物を持った男が乗り込み、
乗客12人に斬りつけた。男はいったん取り押さえられおとなしくなったが、再び後続のバスに
乗り込んでさらに2人に斬りつけた。
男は斎藤勇太(27)。どんな生い立ちなのかというと、これもどこかで聞いた話になる。
「もの静かで自分からは話しかけない。親友はいない」(高校の同級生)。卒業文集では
「ストレスがたまりそうな人」「一生独身そうな人」のふたつで1位になっていた。本人には
笑えない話だったろう。
勉強熱心だったともいうが、大学進学に失敗。職を転々とし、1年前から無職で、自宅に
引きこもっていたという。犯行の2日前に自転車で家を出て、公園などで野宿していた。
取り押さえたタクシー運転手は、「ひ弱な男だった」という。これまた、これまでと同じだ。
調べに対して、これまで3回、柏駅などで計画したが果たさなかったと供述しているという。
しかし 「殺すつもりはなかった」と、ここだけが違う。
司会の加藤浩次は「計画性がみえてきた」、レポーターの阿部祐二も「1年前から考えていた。
衝動的、突発性ではない」といったが、こんなものを計画と呼べるのかどうか。
コラムニストの勝谷誠彦は「これまでの事件では『死刑になりたい』だったのが、今回は
『人生を終わりにし たい』で、刑務所に入れば終わりと。ハードルがひとつ下がった。だから
オレもというのが出てくる可能性がある」という。
キャスターのテリー伊藤「人間関係、社会生活がうまくいかないで、それが敵愾心になると
いうのは多い。秋葉原の事件なんかもそう。自分で心の訓練し てないと、1人で悶々としてると
こうなってしまう」(抜粋)
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・番組は斎藤の高校時代の卒業文集のアンケートを紹介。ストレスを溜めやすいタイプには
第1位で斎藤の名が、事件を起こしやすいタイプでも第4位に斎藤の名があると報じた。(抜粋)
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