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□《祭りの風景》裸の男衆「ジョヤサー」
湯沢 俵担ぎ 初丑まつり
湯沢市岩崎地区の水神社で17日夜、足袋に下帯姿の男衆がえびす俵を
奉納し、水難よけや五穀豊穣(ほうじょう)を願う「初丑まつり」が行われた。
この日は昼頃から男衆が氏子の家を一軒一軒巡り、神社のお札を配ったり、
奉納歌を歌っていた。夜になると神社には、それぞれの町内から重さ約20~30キロの
えびす俵を担いだ男衆が続々と集まりだした。
別名「裸祭り」。えびす俵を奉納する際、もみ合うのが祭りの見どころ。込み合ってきた
境内では午後7時半過ぎ、男衆も増え、後から奉納する町内の男衆の動きを阻止しようと
もみ合いも始まった。男衆の熱気があふれ、「ジョヤサー」という威勢のよい声が響き
渡っていた。
同まつり実行委によると、岩崎城主岩崎道高の娘・能恵(のえ)姫が1573年、川連城へ
嫁ぐため、皆瀬川を渡る際、竜神にさらわれた悲話「能恵姫伝説」に由来し、姫の霊を
慰めるために始まった伝統行事。嫁入り日だった旧暦11月の初丑の日に合わせて
毎年行われてきた。出稼ぎが盛んだった昭和30年代に一度、途絶えたものの、1989年に
地元の有志が街おこしにつなげようと復活させた。
最近では寒さの中で裸になることを嫌がる若者も多く、次第に参加者は減少したという。
かつての激しさもなくなりつつあるが、毎年のように県外から参加する人もいる。初丑まつり
実行委員会の石川誠一部長(63)は、「一度参加すれば醍醐(だいご)味は分かる。継承して
いくことは難儀なことだが、体が許す限りは参加していきたい」と話した。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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