10/12/18 07:11:48 t2ffYnyK0
条文への明確化の問題ですが、それはもともと無理があります
売春禁止法やモザイクの存在理由もそうですが、法的なカバーには必ず穴があり、限界があります
日本では、この種類の自由と社会秩序が対立する法規の運用法としては、逆にカバーしようとせず、
いざという時に「具体的な状況に関わらず」糸をたどって根拠として抑えられるようにします
原理的にはどんな場合でも糸をたどれば法的措置を取れる、危険に見える条文と言えます
しかし、これは実際は、政治的な言明に関連する権利の場合などを除き、危険なものではありません。
言い換えれば、個々の事例は臨機応変に世論も汲んで議論しなければ対応できず、
その審議へ載せる事を強制できる事を担保するのが、こうした法令の意義です
明確にカバーしていないと言うことは根拠が弱いということでもあり、
乱用がしにくいようにバランスが取れてもいます。議論せずに適用できない法なのです。
従って、モザイクやぼかしは条文があるわけではありませんが、
現状ではそれがあれば審議しない事になっているという了解が成立しているのです
万が一たとえば成年指定漫画の扱いで市民間や市民と出版社などに社会的な対立を生じた時、
法の糸+ぼかしという構造を一度破棄し、審議と調整を行うことができるのです。