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□自民県連元事務局長の資金着服：使途不明、総額９３４万円 月内に告訴～岐阜
自民党県連の元事務局長（６９）＝１１月に懲戒解雇＝が県連の政治資金を着服した
とされる問題で、県連は１５日、元事務局長が不正処理した資金の総額が約９３４万円に
上ると発表した。月内に業務上横領容疑で県警に刑事告訴する方針。
猫田孝幹事長が会見で明らかにした。県連はすでに２度にわたって過去５年間の資金を
調べ、８００万円の使途不明金を確認し、元事務局長に返還させている。今回改めて
公訴時効（７年）の対象となる０３年１１月から今年１０月までの７年間に範囲を広げて
調べたところ、新たに約１３０万円の使途不明金が見つかったという。９３４万円の内訳は、
元事務局長や県連役員の名を使った架空の出張旅費が６割で最も多かった。架空の
飲食費も２割あった。
元事務局長は新たに判明した使途不明金についても着服を認め、１６日までに県連に
返還する意思を示しているという。
猫田幹事長は「再発防止のため、事務処理を厳格化し、会長や幹事長がきっちりと
（資金を）管理するようにしたい」と話した。
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