10/12/15 11:08:07 PB68eWP80
昔、とある日本の企業がコンビニエンスストアを開業しようと米国にあるコンビニチェーンに提携を申し入れた。
多額の加盟金やらいろんな金を払わされたのに渡されたのは聞かなくてもわかっているようなどうでも良いこと
ばかりが書いてあるマニュアルとロゴなどの使用権だけだった。
幹部たちは頭を抱え込んだ。こんなものにあんな多額の金を払わされたのか・・・騙された。
騙されたと言っても契約は契約、その企業は米国の本体に頼らず独自にコンビニのシステムを一から作り上げた。
やがて首都圏を中心に展開しその名を知らない人は居ないぐらいの規模になっていった。
ある日、米国の本体が傾いたと言う話が飛び込んできた。
普通なら我々を騙した所、ザマーミロ!と笑うところであるが、その企業の幹部たちは何を考えたのか
自分たちが独自に作り上げたマニュアルやデータを米国本部に渡した。この通りやってみてはどうか?と。
同時に日本の企業は米国の本体を子会社化、恩を仇で返すならぬ仇を恩として返したのだ。
米国の本部は疑心暗鬼ながらそのマニュアル通りに替えてみることにした。
すると・・・たちまち米国も立ち直ったのである。
今ではこのコンビニエンスストアは世界中に展開するまでになったのである。
7-11物語。