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J1リーグの平均入場者数が、2年連続でマイナスとなった。
昨年J2リーグで戦った3クラブを除けば、昨年から入場者数を増やしているのは横浜M、
清水、名古屋だけという厳しい現状だ。今年はW杯南アフリカ大会で日本代表が16強入りし、
サッカー人気の盛り上がりが期待されたが、集客増には結びつかなかった。
原因として指摘できるのは、まず猛暑や台風といった天候面。台風14号の影響を受けた10月30日は、
川崎―磐田、清水―F東京が7000人台となったほか、各会場で空席が目立った。
平均値を押し上げてきた浦和の落ち込みも見逃せない。成績と歩調を合わせるように、
2008年には4万7609人だった平均入場者数が、2年続けて大幅ダウン。
けん引役の低迷が、リーグ全体に波及した格好だ。
Jリーグでは、今年のJ2リーグ、カップ戦などを含めた総入場者数を1100万人にすることを目指した
「イレブンミリオンプロジェクト」を4か年計画で進めてきたが、J2の試合減、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の
Jリーグ勢の不振などもあって、今年の総入場者数は、864万5762人にとどまった。
来年は、リーグ4位の集客力を誇るF東京がJ2に降格することもあり、さらに苦戦が予想される。
しかし、大型補強でリーグ戦初制覇を飾った名古屋は、優勝を決めた後の主催2試合で、
いずれも3万人を超す入場者を集め、好成績を集客に結びつけた。
横浜Mも、スタッフの研修などで接客に力を入れたことが大幅増につながったとみられる。
クラブの施策次第で、ファンを呼び込むことは可能ということだろう。
Jリーグ事務局では「開催告知や飲食店の充実など、スタジアム周辺の環境は確実に改善されてきている。
努力の継続が大事になる」としている。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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