10/12/13 18:14:54 0
「自民党の負の遺産が大きすぎる」と鼻柱が強かった民主党議員は、政権交代から1年3カ月を経て、
自民党政権への責任転嫁はできなくなっている。しだいに強気の弁は薄れ、中堅議員の言葉には一種の
敗北主義さえ漂っている。2000年代初頭には「失われた10年」と言われ、最近では「失われた20年」、
このままでは20年には「失われた30年」と論じているかもしれない。この危機感が菅政権にはあるのだろうか。
首相は何らかの手を打つべきである。10年末から通常国会が始まる11年初めまでの1カ月足らずが
菅首相にとってのラストチャンスのように思う。
民主党政権の失敗は「ねじれ国会」を簡単に考えたことである。小沢一郎元代表との権力闘争にエネルギーを
使い果たし、代表選から臨時国会に入るまで何の準備もできなかった。かつて公明党や自由党との連立による
政権維持に首相、小渕恵三首相は命を削った。安倍晋三首相も体調を崩し辞任、福田康夫首相は大連立に走った。
評価はさまざまでも「ねじれ国会」という難局打開の必死さが伝わってくる。
>>3以降に続く