10/12/11 11:17:08 0
今日10日は「世界人権デー」。1948年12月10日、パリで開催された第3回国連総会が
「世界人権宣言」を採択し、そのことを記念して50年の第5回総会で制定した
▼宣言は、前文で「人権の無視及び軽侮が、人類の良心を踏みにじった野蛮行為をもたらし」たと、
制定に至った経緯を説明する。この「野蛮行為」が第2次世界大戦を指すことは自明の理で、
戦争は最大の人権侵害だという理念を示す
▼さらに第1条は「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて
平等である」と謳(うた)う。日本国憲法がこの理念に通底していることは、言を俟(ま)たない。
日本だけでなく世界中の人々が同等の人権を擁している
▼日本は、世界人権デーに先立つ1週間を人権週間に設定した。初日の今月4日、劇作家で
国際交流担当の内閣官房参与を務める平田オリザさんが鳥取市で講演した。
今年が韓国併合100年に当たるのを機に、日韓の歴史を学び直そうという集会だった。
在日本大韓民国民団(民団)鳥取県本部などの実行委が主催した
▼平田さんは、韓国留学の経験を基に、植民地化された人々と支配した側の歴史認識や価値観は違うと指摘。
「共有できることを見つけようとする努力が大切だ」と述べ、永住外国人地方参政権付与に賛意を示して、
在日韓国人の人権に配慮した
▼戦争を原因とする種々の悲劇と真摯(しんし)に向き合おうという提言もあった。世界中で戦争の火種が
くすぶり続けている。何とかならないかと胸が痛い。
ソース:URLリンク(www.sanin-chuo.co.jp)