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★自民も混乱 大村氏、除名処分で再審査要求 菅元総務相ら同調 署名活動へ
来年2月の愛知県知事選に出馬表明した大村秀章衆院議員は10日、自民党党紀委員会が決定した
除名処分を不服として党本部に再審査を要求した。大村氏の処分をめぐり、菅義偉元総務相らも
処分撤回を求めて谷垣禎一総裁を突き上げており、混乱はさらに広がる公算が大きい。
大村氏は10日、愛知県庁で記者会見し、「現時点で党本部はいずれの候補者も推薦決定していない。
処分される事由はない」と党側の対応を強く批判した。
この問題は10日の自民党総務会でも議論となった。
小池百合子総務会長は「大村氏から不服申し立てがあった場合、再審査することになる」と断じ、
除名処分は党の最終決定ではないとの見方を示した。
大村氏は3日に離党届を提出し、6日に県知事選に出馬表明した。
これに対し、元総務省課長補佐の重徳和彦氏を擁立した党愛知県連が大村氏の除名処分を要求。
党党紀委員会(山東昭子委員長)は8日、大村氏の除名処分を決めた。
ところが、菅氏らは9日、党本部で谷垣氏に会い、「本人に弁明の機会も与えなかった手続きは不当だ」
と処分撤回を求め、押し問答となった。さらに「自民党が弱い愛知県では勝てる候補が必要だ」として
重徳氏を党本部推薦しないよう求めた。菅氏らは処分撤回などを求め、党所属国会議員の署名集めを
始める考えを示している。
背景には、県と名古屋市の二重行政を排除する「中京都構想」などを掲げ、
最有力候補と目される大村氏を除名すれば「自民党はますます国民から見放される」(中堅)との危機感がある。
執行部の一人も「処分はおかしい」と不満をもらしており、かじ取りを誤れば、批判は谷垣氏を直撃しかねない。
産經新聞 URLリンク(sankei.jp.msn.com)