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【オスロ時事】今年のノーベル平和賞に輝いた中国の民主活動家、劉暁波氏(54)を表彰する授賞式が
10日、ノルウェーの首都オスロで開かれた。
劉氏は国家政権転覆扇動罪で懲役11年の判決を受け、国内で収監中。
夫人の劉霞さん(49)も事実上の自宅軟禁下に置かれ、
本人・親族とも欠席という異例の授賞式になった。
本人が出席できなかったのは過去に4例あり、親族も欠席したのは
1935年に授与が決まったカール・オシエツキー氏(ドイツ)だけ。
100年以上にわたるノーベル平和賞の歴史上、今回が2度目だ。
授賞式は午後1時(日本時間同9時)から、ノルウェーのハラルド国王夫妻列席の下、市内の市庁舎で開始。
受賞者の欠席を象徴する空席の椅子が本人の写真と共にステージに置かれ、
例年実施される受賞者によるスピーチもなかった。
ヤーグラン・ノーベル賞委員長は「受賞者がいないことは残念だ」と述べるとともに
、「今享受している権利は、大きな危険を冒すことを顧みない人々によって勝ち取られた」と指摘。
その上で「だからわれわれは劉氏を支持する」と強調した。
受賞者スピーチの代わりとしてノルウェーの女優リブ・ウルマンさんが、
劉氏が昨年12月に裁判所での発言用に書いた「私には敵はいない」との文章を読んだ。
式典にはオスロに大使館を持つ65カ国が招待を受けた。
日米欧などは出席したが、英BBC放送によると、劉氏への授与に反発する中国やロシア、
アフガニスタン、ベトナムなど17カ国が欠席した。
時事通信(2010/12/11-00:31)
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