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多様化社会において技術に関する認識はさまざまである。元来、技術とはわれわれの生活を向上させ、社会を発展させるものだ。
目に見えて生活を向上させ、社会発展させる力を持つ技術であるがゆえに、金銭が絡み、日本と中国の間ではしばしばもめごとの種となる。
技術の流出に多くの日本人は心配する。技術が流出すると、国益が損なわれる、日本が損をすると考えてしまうからだ。
ある意味では正しい考えだが、大きな目で見ると、狭い考えでしかない。
では、広い視野で日本技術の流出をとらえると、どうなるか。
それは、技術を人類の共有財産と考えるべきなのだ。日本の技術が中国や外国へと流出し、後世に受け継がれていくことは悪いことではない。
たとえ日本以外の国であっても、技術が活用されるならば、喜ばしいことではないだろうか。
産経ビズ 【専欄コラム】日中でもめごとの種も…技術は人類の共有財産
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