10/12/11 01:30:28 EUkgW0hi0
酷い映画だった。
ポスターのキムタクとヤマトの文字を見て嫌な予感がした。
そしてその予感は本物だったと気づくのにそんなに時間はかからなかった。
始まりはまあまあだったが、キムタクが出てくると雰囲気が一変。
宇宙空間をたった一隻の戦艦が孤立無援で戦うという緊張感や
地球滅亡という悲壮感が乏しく、あたかも日帰りバスの修学旅行
に毛がはえた程度のノリでストーリーが進行。
諦め、失意、絶望といった心理を印象付けることなく、希望を強調して白けてしまう。
森とのキスも唐突。恋愛感情を感じさせる布石やそういった心情描写の欠落は、
まだAVのキスシーンの方がマシではないかとすら思えるほどだった。
時間との戦いでもあるのに演出は印象に残らず、あっさりイスカンダルに到着。
辿り着けないかもしれないという予感は全くなし。着いて当然、戻って当然。
充分なストーリー上の布石をしていないのに、最後で無理矢理盛り上げようとしたため、
本来は緊迫する場面なのに間延び。
そりゃ2時間程度でヤマトを再現するのは困難なことさ。
しかしこれは正月特番クラスであって、映画ではない。