10/12/10 19:17:17 0
〈平和を願う人々と手を取り合って/全ての不安や争いをなくすために/私たちは行動します〉。
安曇野市がまとめた平和都市宣言案の一節である。宣言の文案をめぐり「情緒的」といった異論があり、
制定が足踏みしているという
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異論を唱えたのは議員の人たちだ。「平和への決意が感じられない」との批判もあった。
合併前の旧5町村は平和都市宣言をしている。それぞれに共通する「恒久平和は人類共通の願望」
「非核三原則の堅持」の語句がなく、物足りなく映ったのだろうか
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宣言案は、職員チームが子どもや若者に募った平和への思いなどを参考に、五つの文にまとめた。
自然豊かな安曇野を守り、差別のない社会を築く決意も盛り込んでいる。「全ての不安や争い」には
戦争やテロ、核兵器、貧困など幅広い意味を込めたという
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〈同じ願いをもつ/世界のほかの国国の人たちと/心をつくして話し合い/そして力を合わせるなら/
かならず戦はいらなくなる〉。井上ひさしさんが子ども向けに、憲法の前文をやさしく書き直した一節だ。
安曇野市の宣言案に誘われ、読み返してみた
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宣言の文案は伸びやかで、親しみやすい。「大事なのは、宣言をきっかけにどう行動していくかではないか」と
提起する議員もいる。異論が寄せられたことで、平和をみんなで考える手がかりとなった。
若い人たちの感性を大切にしたい。
ソース:信濃毎日新聞「斜面」
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