10/12/11 21:12:31 E3N7OT8OO
>>232
犯罪というのは法律の言葉で説明すると「構成要件に該当し、違法、有責な行為である」という事になる。
これ以外の行為は法律の世界では犯罪ではないと言える。
で、ここでは有責の問題なんだが、次のように説明できる。
人は犯罪を行わない自由があると同時に犯罪を行う自由がある。
犯罪を行わない自由があるにも関わらず犯罪を行う自由を選んだ場合罰する。
という理屈。
もし犯罪を行わない自由と犯罪を行う自由を選べない場合は上の理屈が成り立たないから罰する事ができない。
心神喪失というのはこの自由を選ぶ事ができなくなった状態を言う。
だから必ずしも精神疾患があるからといって罰せないわけではない(精神疾患があっても犯罪を行わない自由が選べたら罰する事ができる)。