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防衛省は9日、今後10年程度の防衛力整備の基本となる新たな「防衛計画の大綱(防衛大綱)」で、
陸上自衛隊の戦車数を現大綱(2004年策定)の「約600両」から200両削減し、「約400両」
とする目標を、主要装備の目標数などを盛り込む「別表」に明記する方針を固めた。
厳しい財政状況の中、南西諸島の防衛強化に予算や人員、装備を振り向ける狙いがある。
「約400両」の目標が実現すれば、戦車本体だけで1000億円以上の歳出削減効果が
あるとみられている。戦車の目標数は、1995年策定の大綱に記された「約900両」からは
およそ半減となる。現状の戦車数は約790両で、政府内には、来週中の閣議決定を目指す新大綱で、
一層の削減明記を求める声もある。
(2010年12月9日14時31分 読売新聞)
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