10/12/08 18:56:56 0
>>1の続き
国内には広島の原爆資料館、「平和の礎(いしじ)」で知られる沖縄の平和祈念資料館など、
戦争のさまざまな局面を伝える博物館は幾つかある。だが先の戦争の全体像をとらえて内外に
メッセージを発する国立の施設はない。
民間で特異な存在感を発揮しているのが靖国神社の遊就館だ。ここの展示にはアジアに
対する加害の視点が欠けている。これでは内外の共感は得られない。国立の博物館をつくるのはいいけれど、
火に油を注ぐことにならないか-。そんな声が聞こえてきそうだ。
だが、私たちには確かな足掛かりが少なくとも一つある。憲法だ。平和主義、国民主権、基本的人権の尊重、
の三大原則は国民大多数が支持している。戦争の惨禍を経て平和憲法を持つに至った経過と、その後の歩み。
この観点に立つ博物館なら可能なはずだ。異論が残る部分については両論併記とし、議論を重ねる中で
一致できる部分を増やしていけばいい。
>>3以降に続く