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韓国中西部で08年に見つかった恐竜の骨格化石を調べていた
日米韓の共同研究グループは7日、約1億300万年前の新種の角竜類と確認し、
「コリアケラトプス」と命名した。
韓国で角竜類の化石が確認されたのは初めてという。
角竜類は恐竜絶滅直前に北米で繁栄した草食恐竜で、3本の角を持つ
トリケラトプスなどが知られている。研究グループの北海道大総合博物館の
小林快次准教授(古脊椎<せきつい>動物学)によると、
角竜の化石はモンゴルや中国で多く見つかっており、日本では昨年11月、
兵庫県篠山市で初めて確認された。
08年に韓国・京畿道華城市の職員が、ダムにあった岩から、
腰からしっぽにかけての骨を偶然発見。繁栄する前の白亜紀前期の角竜が、
骨がつながった状態で出土するのはまれで、小林准教授と韓国の地質博物館の
李隆濫所長、米中西部オハイオ州のクリーブランド自然史博物館の研究者が
共同研究していた。
ドイツの科学誌に発表された研究結果によると、化石は原始的な角竜類で、
体長は約1.5メートルと比較的小型。角はなく、2本足で生活し、
平たいしっぽを使って泳ぐ半水生の生活を送っていたとみられる。
小林准教授は「角竜類はアジアが起源で、その後北米で大発展したと考えられる。
中国、韓国、日本の恐竜の関係は進化の手掛かりとして重要。兵庫の研究との
関連も意義深い」と話している。
ソース:毎日新聞
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画像:化石を基に復元されたコリアケラトプスのイメージ
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