10/12/07 16:29:55 0
中国の戴秉国国務委員(写真)は6日、「平和発展の道を堅持する」の題名の文章を発表した。
「中国はまず13億の自国人民に対する責任を負わねばならない。同時に、世界全体の人々や世界
の平和発展にも責任がある」と述べ、国際社会には、「われわれが自らの発展だけを考えているとの
誤解がある」と主張した。国務委員は政府内で、副首相に準じる立場で、一般の閣僚よりも高い地位
にある。
戴国務委員は、改革開放の当初から共産党が、「世界の平和と共同による発展を歴史的任務と
してきた」と説明。そのため、中国はエネルギー、食料、気候変化、テロリズム、自然災害、伝染病、
金融危機などの全世界的な問題や、朝鮮半島やイランの核問題、アラブ諸国とイスラエルの対立、
スーダンのダルフール地区の紛争など、焦点となってきた問題の解決に、積極的にかかわってきた
と論じた。
国際社会の建設において、中国は参画者であり受益者、建設者、貢献者であると説明。「現在の
国際システムは完全無欠なものでない」と指摘した上で、変革を通じて改善し、より一層公正で合理
的にする必要があると主張した。
自国の発展に関連して、「中国が発展すればするほど、世界に恵みがある」と主張し、中国の
経済発展が世界経済に貢献し、数千万以上の雇用を創出したと論じた。
中国を批判する見方については「誤解が存在する」と説明し、中国は経済交流だけでなく、北京
五輪、上海万博、広州アジア大会などのイベントによる交流強化を通じて文明的・民主的・開放的・
進歩的で責任感ある大国のイメージを形作り、国際協力や平和維持活動など広い範囲で国際協力
を行い、ウィン-ウィンの形の共同発展を進め、各種の戦略対話や交渉で、対立や誤解を解くよう、
積極的に努力していると強調した。(編集担当:如月隼人)
URLリンク(news.searchina.ne.jp)
URLリンク(news.searchina.ne.jp)