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・5月に打ち上げられた金星探査機「あかつき」が7日、約5億キロの旅を終え、
地球の隣の惑星、金星から550キロの地点に達し、金星の周回軌道投入の
ための逆噴射を実施した。直後から約2時間、予定時間を大幅に超えて通信
できないトラブルが起きたが、午前10時28分、通信が回復した。金星の軌道に
投入できたかどうか、確認中だが、正確な地点は不明。軌道投入に成功すれば、
日本初の惑星探査機として、謎の多い金星の気象観測を始める。
相模原市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所では7日
午前8時52分、あかつきの減速を確認。通信にかかる時間(片道3分35秒)を
差し引くと、ほぼ予定通りの同8時49分ちょうどに逆噴射を始めたことを確認できた。
しかし逆噴射後間もなく、地球から見て金星の裏側に入ったため通信が途絶え、
再開の予定時刻(9時12分)を過ぎても再開しなかったため、管制室は一時、
緊迫した空気に包まれた。
あかつきは打ち上げ以来、金星を全速力で追いかける形で飛行してきた。金星の
周回軌道に入るには、秒速37キロから同35キロに速度を落とさなければならない。
減速する逆噴射のタイミングは一度きりだ。
日本は98年に、火星探査機「のぞみ」を打ち上げたが、火星の軌道投入に失敗、
探査にはいたらなかった。金星に探査機を送るのは、米国、旧ソ連、欧州に続いて
日本が4番目。61年のベネラ1号(旧ソ連、失敗)以来28機目となる。
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