10/12/06 13:03:55 0
・日立製作所は6日、パソコンのハードディスクドライブ(HDD)やエアコンのコンプレッサーから
内部に含まれるレアアース(希土類)を抽出し、再利用する技術を開発したと発表した。
使用済み電気機器からレアアースを含む磁石を取り出し、磁石の中からネオジム、
ジスプロシウムなどのレアアースを分離する。2013年をめどにリサイクル事業を
本格的に開始する。
開発したのは、HDDやコンプレッサーを切断、分解し、レアアースを含む磁石を取り出す
装置と、粉状に砕いた磁石の中からレアアースだけを抽出するための特殊媒体。特殊媒体は
レアアースとの親和性が高い金属を溶かしたもので、磁石の中からネオジム、ジスプロシウム
だけを取り出せるという。
日立は2008年から独自にリサイクル技術を研究。09年10月には国の補助金を取得し、
総額約1億2300万円をかけ、装置を完成させた。
レアアースをめぐっては、世界の産出量の97%を中国が占めるとされ、調達リスクや
価格高騰が懸念されている。日立製作所資源循環推進室の馬場研二室長は「低コスト、
低環境負荷でレアアースを国内循環できる仕組みが必要。今後もリサイクルや代替材料の
開発に注力する」としている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)