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★また民主党…今度は小沢側近、山岡に選挙違反疑惑
民主党の小沢一郎元代表の側近である山岡賢次副代表(67)=栃木4区=に選挙違
反疑惑が浮上した。4日の毎日新聞によると、2009年8月の衆院選の際、山岡氏の
陣営が、有権者に電話で投票を依頼する「電話作戦」を担当していた栃木県の主婦2人
に対し、計24万円の報酬を支払っていたという。
陣営が09年12月に選挙管理委員会に提出した収支報告書には、2人の領収書のコ
ピーが添付されていた。しかし、電話作戦は無償で行わなければならず、公職選挙法違
反(運動買収)の疑いがある。主婦のうち1人は、連座制適用対象である私設秘書(3
7)から報酬を受領していたといい、仮に連座制が適用される事態になれば山岡氏の当
選は無効となり、同じ選挙区からの立候補が5年間禁止される。
山岡氏は当選5回。新生党、自由党などで小沢氏と行動をともにした側近として知ら
れ、小沢氏が民主党代表時代には党財務委員長や国対委員長を歴任。政権交代後は小沢
幹事長のもとで新人研修を担った。
民主党議員の買収事件としては、小林千代美前衆院議員(北海道5区)陣営の連合幹
部が、運動員に電話作戦の報酬を支払う約束をしたとして、09年10月に逮捕され、
懲役2年、執行猶予5年が確定。小林氏は議員辞職に追い込まれた。公選法では、秘書
でも禁錮刑以上が確定すると連座制の対象となり、適用例もある。
山岡事務所は毎日新聞の取材に「すべて法令に従って適正に処理している。(疑惑に
ついては)顧問弁護士が調査する」とコメントしている。
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