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カーブや雨の道で自動車がスリップしそうになるのを防ぐ「横滑り防止装置」(ESC)が、
すべての新車の乗用車につくようになる。センターラインをはみ出して衝突するなど横滑り
による交通事故が多いため、国土交通省が自動車メーカーに装着を義務づける方針を固めた。
まず、2012年10月以降に全面改良(フルモデルチェンジ)して発売する新型車に義務づける。
既存車種も14年10月以降には装備に追加する必要がある。軽自動車は設計変更に手間が
かかるため、新型車が14年10月以降、それ以外は18年2月以降とする。
ESCは1990年代半ばに実用化された。センサーがタイヤの回転数やハンドルの角度、車の
向きなどを監視し、タイヤが滑りそうになると、エンジンの回転数を落としたり、自動で
ブレーキをかけたりして車の動きを修正する。
ESC装着で、カーブを曲がりきれなかったり、雨道でスリップしたりする事故を防ぎ
やすくなり、交通事故の発生率が3割ほど下がるという試算もある。ただ、装置をつけるには
5万~10万円のコストがかかり、価格も上がるため、国内の新車の装着率は1~2割に
とどまっている。
高速走行が多い欧米では義務化を決めている国が多く、11~12年ごろから適用される。
ドイツではすでに新車の8割についているという。装着は世界的な流れになりつつあり、国交省は
日本も装着の義務化が必要と判断した。
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ソース:asahi.com URLリンク(www.asahi.com)