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菅内閣は8日で、今年6月の政権発足から半年を迎える。就任直後の参院選で大敗、
「ねじれ」下の臨時国会でも主導権を握れず苦しい局面が続いた。
外交課題などでの不手際から内閣支持率は急落、来年1月召集の通常国会の展望も描けず、
剣が峰に立たされている。
内閣支持率はこの半年で乱高下した。参院選が行われた7月に落ち込んだものの、
その後の民主党代表選で勝利、内閣改造で小沢一郎元代表と距離を置く
「脱小沢」を貫き「V字回復」を果たした。しかし、中国漁船衝突事件の中国人船長釈放をめぐる対応などが影響し、
10月以降は続落。その後も閣僚の失言などが相次いでおり、「菅離れ」に歯止めがかからない状況だ。
3日閉幕した臨時国会では、首相は当初、2010年度補正予算成立に向け、
公明党との連携を目指した。だが、首相は強制起訴が決まった小沢氏の国会招致に関し、
民主党に対応を丸投げ。「政治とカネ」の問題に敏感な公明党は菅政権批判に転じ、
仙谷由人官房長官らの問責決議に賛成票を投じた。
首相は当面、11年度予算案の編成作業に全力を挙げる。
ただ、子ども手当の支給額引き上げや基礎年金の国庫負担割合の維持など、
民主党の歳出圧力は強まるばかりだ。財政健全化へ歳出抑制が至上命令の中、
首相にとって正念場となりそうだ。
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