10/12/04 12:26:00 0
群馬県桐生市の市立新里東小6年生、上村明子さん(12)が自殺した問題で、自殺といじめの
因果関係を調べる第三者調査委員会が来週にも発足する。
担任への暴言、汚れた教室……。学級崩壊がひどくなり、明子さんが「ひとりぼっちの給食」で
孤立を深める状況が、学校の調査報告で明らかになった。
情報公開請求で県教委が開示した学校の報告によると、明子さんの6年1組で4月、落ち着きなく、
姿勢の悪い児童が目立ち始める。7月、担任の席決めに逆らう児童が増え、一部児童が暴言を吐くようになる。
8月下旬、女子児童に反抗的な態度や担任の揚げ足取りがみられ、クラスのまとまりがなくなる。9月、教室が汚く、
乱れる。児童数人が5年の時の担任教諭に「授業にならない」と相談していた。
明子さんが給食で孤立するのは9月下旬。私語をなくすため座席の配置を替えたが、給食時の指示がなかったため、
児童は何となく机を寄せて食べるようになり、明子さんが一人で食べるようになった。
給食時の乱れが続いたため、10月14日に席替えをするが、改善されなかった。明子さんは10月23日に自殺する2日前、
一人での給食を担任以外の教諭に泣きながら訴えている。
給食時についての児童への聞き取りで、明子さんに児童2人が「かわいそうだな」「明日は一緒に食べようと思っていた」
と答えた。「あまり気にしなかった」と答えた児童もいた。
また、保護者の一人は、「数人の児童が担任の注意を聞かず、収めるのに授業時間すべてを費やすこともあった。
明子さんが給食でひとりぼっちになった頃、児童の悪態はピークだった。学校は包み隠さず話し、自殺の原因を
明らかにしてほしい」と話した。
学校では1日、授業参観と保護者懇談会が開かれた。保護者から「学校がどんな状況になっているか知りたい」
「頻繁に連絡を」という声が出ていたという。
ソース
読売新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)