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「ウィキリークス」が公表したアメリカ外交当局の機密文書によりますと、「北朝鮮が核兵器の
開発を推し進めれば、日本の核保有にもつながるのではないか」との警戒感をアジアの周辺諸国が
抱いていることが分かりました。
ウィキリークスが公表した去年6月にシンガポールのアメリカ大使館が作成した機密文書には、
アメリカのスタインバーグ国務副長官とシンガポールの初代首相で現在、顧問相を務めるリー・
クアンユー氏との会談の内容が記載されています。それによりますと、スタインバーグ副長官が
「北朝鮮の核開発に関する決定は日本に影響を及ぼすだろう」と述べたのに対して、リー顧問相
が「日本はおそらく核保有に進むだろう」と述べたということです。また、去年9月にモルドバの
アメリカ大使館が作成した文書には、去年8月に当時の北朝鮮のキム・ヨンイル外務次官がモンゴル
を訪問した際、モンゴル外務省の高官が「北朝鮮が核兵器を保有すれば、日本や韓国などの核保有
にもつながりかねない」と懸念を伝えたと記されています。一連の文書からは、アジアの周辺諸国が、
北朝鮮の核開発に強い懸念を抱く一方で、日本が核を保有する可能性についても警戒感を抱いている
ことがうかがえます。
ソース:NHK URLリンク(www3.nhk.or.jp)