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菅政権にとって初めての本格的な国会、臨時国会が閉幕します。菅政権の政府提出法案が
成立した割合は現在と同様、ねじれ国会だった自民党の麻生政権の時の41.2%を下回り、
37.8%にとどまる見通しで、過去10年で最も低くなります。
3日午後、参議院で会期末処理に向けた本会議が行われます。史上最低となった大きな理由は、
中国漁船衝突事件の対応などで野党がこぞって政権批判に回ったことです。小沢元代表の国会招致を
先送りし、頼みの公明党も態度を硬化させました。また、ねじれ国会の明確な戦略もなく、
場当たり的な対応に終始しました。
自民党・谷垣総裁:「今の政権を一日も早く退陣に追い込まなければならない。皆で心を
一つにして頑張ろうではないか」
攻勢を強める野党は、来年の通常国会冒頭から一気に菅政権に退陣と解散・総選挙を迫ります。
菅政権にとって局面の打開のために残された道は、まずは「内閣改造」になります。問責決議案を
受けた仙谷官房長官と馬淵国土交通大臣の更迭は避けられないとの見方が強く、6日に菅総理大臣が
幹部と協議します。党内には仙谷長官を幹事長にするなど、政府と党の要職を入れ替える案などが
すでに浮上しています。
当の仙谷長官も「任命権者の判断だ」と述べています。ただ、内閣改造で実際に求心力を
取り戻すのは簡単ではなく、政権運営にとってはいばらの道が続きます。
ソース:テレビ朝日
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