10/12/04 02:28:39 pel5Jh0b0
>>681
多分、初めて誕生した生き物にとっては、リンでもヒ素でもどっちでもよかったと
思うよ。どっちもエネルギーを生み出しやすい化学構造をしている。
でも、「両方同時に使える」とはならない。リンかヒ素か、片方だけを使い、もう片方は
絶対に排除する必要がある。さもないと、「毒」になってしまう。
「生命のエネルギー通貨」と喩えられるように、ATPはちょうど100円玉くらいの
価値がある。細胞のなかでは、それで何でも買える。
でももし、その中に100円玉そっくりの硬貨が紛れ込んだら大混乱。自販機は詰まるし、
レジでも勘定合わなくなる。
その、「百円玉そっくりの別硬貨」がヒ素。ヒ素しかなければ、逆にそれが硬貨として
立派に流通する。逆にリンがニセ硬貨扱いになるはず。