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不動産取引をめぐり脱税したとして、東京地検特捜部は１日、
パチンコ店などを経営する「鈴木商事」（東京都江東区）社長の鈴木柏雄容疑者（６３）ら４人を、
法人税法違反容疑で逮捕したと発表した。特捜部と東京国税局が合同で調べていた。
他に逮捕されたのは、同社経理部長の竹沢弘祐容疑者（５１）と、
いずれも取引先の会社役員渡辺聡（４５）、手島清文（５７）の両容疑者。
特捜部などによると、鈴木社長と竹沢部長は共謀し、同社が不動産を取得した際の
減価償却資産の一部を、消耗品などと偽って経費に計上。また４人は共謀して、
架空の手数料や消耗品を計上するなどの方法で同社の所得を不正に圧縮したとされ、
２００８年６月期までの３年間に所得計約１２億９００万円を隠し、
法人税計約３億６２００万円を免れた疑いが持たれている。
鈴木商事は都内でパチンコ店２店を経営するほか、
飲食店やゲームセンターなどを経営している。
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