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山口組ナンバー3ら逮捕、服役中の組員側に金銭
暴力団対策法に基づく大阪府公安委員会の命令に従わず、
抗争事件で服役中の組員側に金銭を渡していたとして、
大阪府警捜査4課は1日、指定暴力団山口組ナンバー3(総本部長)の
宅見組組長・入江禎(ただし)容疑者(65)ら数人を
暴対法(暴力行為の賞揚(しょうよう)等の規制)違反容疑で逮捕、
大阪市中央区の宅見組事務所を捜索した。
ほかに数人の逮捕状を取り、行方を追っている。
日本最大の暴力団山口組を巡っては、
6代目組長・篠田建市(通称・司忍)受刑者(68)が来春出所するのを前に、
警察当局が包囲網を強化しており、京都府警が11月18日、
ナンバー2(若頭)の弘道会組長・高山清司容疑者(63)を恐喝容疑で逮捕している。
捜査関係者によると、大阪府公安委は2008年10月、暴対法に基づき、入江容疑者に対し、
1999年に暴力団中野会(解散)幹部を射殺した傘下組員(60)(服役中)に
報奨や慰労として金品を渡すことを禁じる命令を出した。
入江容疑者らはこの命令に違反し、同月以降、十数回にわたり、組員側に計数百万円を提供した疑い。
(2010年12月1日12時30分 読売新聞)
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