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■安保論議より政権攻撃に力点
「未熟にもほどがある。有権者も『民主党政権に国のかじ取りは任せられない』
とようやく気づいたのではないか」。自民党幹部はこう語り、尖閣諸島沖での中国漁船の
衝突事件や北朝鮮による韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件をめぐる政府の一連の
対応をやり玉にあげています。今国会で仙谷由人官房長官や馬淵澄夫国土交通相への
問責決議が可決されたのも、現政権の外交手腕への批判的な空気が野党内で一気に
強まったことが背景にあります。ただ、これまでの国会審議を聞いていると、
野党が追及する主な論点は外交や安全保障政策そのものより「危機管理のプロセス」に軸足がある印象です。
今回のクイックVoteの投票結果を見ると、朝鮮半島情勢の緊張などを受けた
菅政権の取り組みについて「信頼できない」という意見が9割を超えました。回答者からは
「危機の定義もなければシナリオも描けていないことに驚いた。政治主導どころか責任放棄している」
「国防に関する法整備が不十分なことが分かっていながら、迅速に行動しない政権はまったく信頼できない」
といった厳しい意見が目立っています。一方、「信頼できる」とした回答者からは「初動が遅いという批判は、
いつまでにどのような対応をすればよいのかという基準が不明確な批判に感じる」
「野党やマスメディアは政府をこぞって批判し、必要以上に危機意識を高めて国益を失わせている」との声が寄せられました。
菅内閣の支持率は9.4%となり、前回の11.8%をさらに下回りました。
今年3月に開始したクイックVoteで、内閣支持率が1ケタになるのは
鳩山前政権を含めて初めてです。政策実行の遅れに加えて
外交や安全保障面での不安が顕在化し、支持率を押し下げたとみられます。
URLリンク(www.nikkei.com)
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