10/11/30 18:20:32 ANTo/BVE0
日本における天皇制や皇室の成立の起源は、西欧の王族のように隣国からの侵略に対して " その戦いの先頭に立つ " という
ような、民衆に対して契約としての貢献などの歴史上の事実が無く、その起源が仮に有能な占術師であったにせよ、祭事の
伝承をするうちに物欲に狂ったその占術師一族が血族の保身のために当時の豪族と結託して、自分たちを神と崇めさせること
で民衆から税や年貢を騙し取り易くすることを企んだことによる。
日本の歴史において天皇や皇族達が、国の存亡の危機に際して自らの命をかえりみずそれに対峙した、といった事実が今迄に
あっただろうか。 何をしたかといえば、日米の太平洋戦争の開戦時には神である天皇の命令として一般民衆を強制的に参戦
させながら、何ら神としての能力が発揮されることも無く、終戦時にはアメリカの占領軍司令官のもとに出向いて自分の命乞い
をしたこと位だ。
こんな血統を維持しようとすれば、当然生殖機能の弱体化や人間的能力に欠陥が生じて来るので一般人の遺伝資質を取り
込まざるをえない。 そうなると崇めている神は一体何だろうというパラドックスが生じる。 このような特権を有する支配階級
の血族継承は北朝鮮の金正日政権の血族後継と全く同じものであり、自由民主社会を蝕むガン細胞であり忌むべき制度である。
何故なら自由民主社会は一般民衆が、賦与の能力とたゆまぬ努力によってはその生存環境が改善されることを保障するもので
あるが、特権を付与すべき根拠が全く見当たらない特権階級の存在は、この自由でありかつ平等に与えられるべき機会均等の
精神を踏みにじるものであり、この極めて不合理な不公平を国の文化的伝統として容認し続けることによって、そのうちに
民衆の下層階級は奴隷化されてしまうだろう。