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兵庫県と県青少年本部が運営するひきこもり、不登校に関する電話相談窓口「ひょうごユース
ケアネットほっとらいん相談」(連絡先はソース先で)が、開設から半年が過ぎた。
県が10月末までに寄せられた139件の相談を分析したところ、ひきこもりの長期化や高齢化
といった傾向が浮かび上がった。
県青少年課によると、県内のひきこもり者は3万人程度と推定される。相談窓口は毎週月、水、
金曜日の週3回、午前10時~午後4時(正午~午後1時は除く)に開設。相談料は無料で、
心理士の資格を持ったNPOのスタッフらが1件ずつ丁寧に応対している。平均相談時間は約40分
だった。
139件のうち、5年以上ひきこもりで悩んでいる人は52件(37%)。当事者の性別は男性が
65%を占め、年齢別は10歳代と20歳代が各32%だったが、30歳代も30%あった。
相談者の分類では、当事者の母親が62%で最も多く、本人が24%、父親が8%で続いた。
全国初の公立フリースクールとして知られる県立神出学園の小林剛・学園長は「父親は真正面から
課題に向き合うことを避け、母親が一人で苦しみ、相談電話に託してくるという構図が多い」と
指摘する。
相談窓口では、ひきこもりの当事者や電話をかけてきた家族らに対し、「居場所」を紹介して
自立支援を促したり、医療機関への受診を勧めたりしている。
中学2年で不登校となり、その後、ひきこもりになった20歳代の男性の事例では、相談してきた
母親に支援団体を紹介したところ、母親は「時間ばかりが過ぎてやりきれなくなり、孤立感に
さいなまれていたが、電話相談で少しほっとした」と答えたという。
(>>2-に続く)
▽読売新聞
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