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◇自治体間で価格差 住民の苦情相次ぐ
同じ県内なのに、費用が他の自治体と千円も違う―。今年度のインフルエンザ予防接種をめぐり、
こんな格差が生まれていることが、県などの調べで分かった。季節性と新型(豚)のインフルエンザの
予防接種が一本化され、自治体ごとに料金を決めることになったためだ。住民の苦情が相次ぎ、
「国の方針がぶれた。統一価格を決めて欲しかった」と嘆く自治体もある。
◇「同じ県なのに、1000円も・・・」
「こんなに違うなんて……」。さいたま市内の会社員牧野美和子さん(41)は今月、勤務先の東京都内で
接種を受け、驚いた。自分の費用は3600円。2人の子どもが市内で1回目を受けた時は1人4300円
だった。「夫は都内で受けてもらいます」
会社員河南美和さん(35)は、市内で子どもと接種を受け、「高いですね」とつぶやいた。昨季は季節性の
接種が3千円。安い病院を調べて受けたが、今季は市内一律だと知った。保育園でも話題になり、
別の母親は「実家のある深谷市は、高くても3500円。千円近く差がある」と憤る。料金が安い隣の市の病院を
利用した人もいるという。
◇「定額」と「上限」
「今季の予防接種は異例」と県疾病対策課は説明する。自治体の助成で接種できる65歳以上を除き、従来の
季節性は医療機関が価格を決めていた。新型については、流行した昨季、国が価格を3600円で統一した。
それが今季は季節性と新型の混合になり、国の方針で、価格は自治体が地元医師会と協議し、決めることになったという。
国は今季、低所得者費用助成の国庫補助額を基に、1回目は3600円、子どもなど2回目が必要な場合は同じ
医療機関で2550円(別の場所は3600円)と目安を示した。県や県医師会などによると、県内の自治体は、
定額方式と、一定の範囲で医療機関ごとに料金を決める上限方式に分かれている。
asahi.com:インフルエンザ予防接種-マイタウン埼玉
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