10/11/27 01:16:53 Yai39fbo0
構造改革信捧者はそもそも構造改革とは何か?その基本すら分かっていない。
多くの経済音痴は「構造」を言葉どおり「構造」つまり、Structureの意味で
しか捉えてないはず。
何か日本のStructureを改革することが構造改革だと思っているから、
「構造改革は悪いことではない。むしろ良いことのはずだ。」という直感が働き、
いつまで経っても小泉・竹中賛美から抜け出せない。
そもそも、近代経済学では構造改革の「構造」にはStructureという意味はない。
構造をstructureの意味と捉えるのはマルクス経済学だ。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
では、小泉内閣の構造改革とは何か?
小泉内閣が発足して構造改革の骨格を現した「2001年版骨太の方針」には、
構造改革の定義について次のように書いてある。
(11ページ目の「1.構造改革と真の景気回復」)
URLリンク(www.keizai-shimon.go.jp)
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いかなる経済においても生産性・需要の伸びが高い成長産業・商品と、逆に
生産性・需要の停滞する産業・商品とが存在する。
停滞する産業・商品に代わり新しい成長産業・商品が不断に登場する経済の
ダイナミズムを「創造的破壊」と呼ぶ。これが経済成長の源泉である。
創造的破壊を通して労働や資本など経済資源は成長分野へ流れていく。
こうした資源の移動は基本的には市場を通して行われる。
市場の障害物や成長を抑制するものを取り除く。市場が失敗する場合には
それを補完する。そして知恵を出し努力した者が報われる社会を作る。
こうしたことを通して経済資源が速やかに成長分野へ流れていくように
することが経済の「構造改革」にほかならない。
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(下につづく)