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全閣僚12月１日まで都内待機 記事を印刷する
菅直人首相は２６日午前、北朝鮮による韓国砲撃を受けた関係閣僚会議で、
２７日から米韓軍事演習が終了する１２月１日までの間、全閣僚に
（１）原則都内に待機する（２）緊急事態発生時は官房長官指示から１時間以内に所管省庁に登庁
－などを指示した。軍事演習に強く反発している北朝鮮の動向を警戒し、不測の事態に備える。
また首相は参院予算委員会で、北朝鮮によるウラン濃縮や金正日総書記の後継者問題など
北朝鮮内の動きを指摘した上で「大きな流れの中で、かなり計画的に実行した可能性が強い」と語った。
米韓軍事演習の実施は北朝鮮の軍事活動をけん制するためで、
オバマ大統領と李明博（イミョンバク）大統領が電話会談で合意した。
２８日から黄海で始まり、米海軍横須賀基地配備の原子力空母ジョージ・ワシントンも参加する。
閣僚の待機などは砲撃があった２３日、国内治安を担当する岡崎トミ子国家公安委員長が
警察庁に登庁しなかった問題や北朝鮮を非難する政府見解の発表が遅かったとの批判を踏まえた措置とみられる。
閣僚会議は砲撃戦が発生した２３日以来、２回目。米韓両国と引き続き緊密に連携することを確認し、
北朝鮮に影響力を持つ中国にどう働き掛けていくか協議した。
仙谷由人官房長官、前原誠司外相、北沢俊美防衛相らが出席した。（共同）
ニッカンスポーツ／共同通信 ［2010年11月26日11時8分］
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