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★日本の鉄道技術“盗用”中国が各国に売り込み攻勢
・中国の国有企業が日本の高速鉄道技術を基礎に日本製より速度の高い高速列車を作り、
中国独自の製品として諸外国に売り込もうとしていることについて、日本側から「約束違反」との
抗議が起き、新たな日中摩擦となりつつある。米紙ウォールストリート・ジャーナルが18日、報じた。
同紙は「(各国の)列車製造者たちは中国の高速のデザインに非難の声を高めている」との
見出しの記事を掲載。その中で、日本の川崎重工やドイツのシーメンス、カナダのボンバルディアなど
鉄道建設各社がここ数年、中国に高速鉄道の列車や技術を売り込んできたものの、中国企業が
外国製より速い列車を開発して米国やサウジアラビア、ブラジルなどに売り込もうとし、外国企業が
不満を高めている、と指摘した。
青島に拠点をおく中国の国有企業「中国南車」(CSR)は最高時速約380キロの列車「CRH380A」を
完成させ、開発は中国独自の技術の結果だと主張。ただ、CSRは2004年に川崎重工と契約を結び、
新幹線の「はやて」9両編成分を輸入、中国領内で日本の技術を利用して計51両を製造した。
川崎重工は中国側の「独自技術を開発した」との主張には明確に異論を唱えているという。
中国の国有鉄道関連企業は高速鉄道の売り込みを国際的に広げ、ベネズエラやトルコでの
プロジェクトに参入し、日本企業の強力な競争相手となっているが、川崎重工は、中国に提供した
技術は中国国内だけで使うとの約束があったと主張しているという。
同記事は一方、日本や欧州企業には中国が高速鉄道でも知的所有権を違法に取得したとの
見方が多いとし、中国側の今回の出方を予測して、新幹線の対中輸出を拒んだJR東海の
葛西敬之会長が「中国はすべての技術を無料で移転しようとした」と話したことを“先見の明”が
あったと指摘している。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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